2020年12月25日放送の「ミュージックステーションウルトラSUPER LIVE 2020」にビリー・アイリッシュが出演しました。自宅からのリモート出演で、兄のフィニアスのアコースティックギターを伴奏に「bad guy」を披露していました。
個人的にはいいパフォーマンスだと思ってたのですが、なんかとあるネット記事によると一部で炎上?してるらしいです。ほんまかいな。
「腹から声出せ」とのことで(笑)。ライブで歌いにくそうな曲をアコースティックバージョンでうまいことやっているな、という印象でしたが。そもそも原曲からして特に腹から声は出すタイプの曲ではないので、Mステで初めて聞いて面食らったという方が多いのでしょうか。
ただこのプチ炎上は昨年の1月時点で、ラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」にて予言されていました。有吉さんの予言含め、ビリー・アイリッシュの炎上体質に関する情報をまとめました。
2021年6月23日追記:この記事は2021年1月に書かれたもので、「アジア人を差別する単語をビリー・アイリッシュが使っているビデオが流出し、それが問題視された」という2021年6月のニュースについてのものではありません。
目次
- 有吉氏によるビリー・アイリッシュ炎上の予言、そして「おしょんこぽんぽん」
- ビリー・アイリッシュ、ヴァン・ヘイレンを知らなくて炎上
- エミネムのサプライズライブでつまらなそうな顔をしていたので炎上
- ビリー・アイリッシュに嫌われて悲しそうなエミネムおじさん
有吉氏によるビリー・アイリッシュ炎上の予言、そして「おしょんこぽんぽん」
自身のラジオ番組でかけられた「bad guy」を聴いた有吉さんは、「コンサートで盛り上がらないのでは」との感想を述べたあと、日本でこの曲を披露するときっと以下のような感じになるのではと述べました。
ビリー・アイリッシュ「じゃあ次行きましょう!「bad guy」聞いてください!」
ビリー・アイリッシュ「&%$#@#& duh...」
有吉「何言ってんだオイ!聞こえないぞ!なんだコンサート来たのに全然聞こえないじゃないか!」
有吉「俺のほうが声出てるぞ!おしょんこぽんぽんおしょんこぽんぽん、ダッ!」
「おしょんこぽんぽん...」という謎のフレーズは歌詞ではなく、「I'm the bad guy...duh」のあとの間奏部分です。(MVでは1:10くらいからのやつ。)そこをわざわざチョイスして歌うセンスよ。
— ブラザーフッド・オブ・スティール (@bos_reloaded) December 25, 2020
ちなみに有吉さんの「おしょんこぽんぽん」の歌い方は細川たかし風です。腹から声出てます。
まあ、結局はライブパフォーマンスに何を期待するのかという話で、日本のいわゆる「歌番組」で期待されるものをビリー・アイリッシュは持ってないというだけのことなんでしょう。
「おしょんこぽんぽん」については、Youtubeで検索すれば色々と出てきます。法律を遵守するひとは公式からアーカイブを聴くべきなのでしょうが、もう公開されていません。「お前らどうせYoutubeで聴いてんだろ!」と有吉さんはたまにラジオで怒ってらっしゃいます。まあ、他に過去の放送を聴く方法がないからねぇ…
ビリー・アイリッシュ、ヴァン・ヘイレンを知らなくて炎上
Mステ出演で炎上した意味はよくわからないのですが、若くして有名人で自分のスタイルを貫くアーティストとなると、必然的にちょっとしたことで叩かれやすいんでしょうね。
ビリー・アイリッシュは数年前にも「ヴァン・ヘイレンを知らない」発言によりアメリカで炎上したとか。まあ彼女世代なら知らなくても無理はないでしょう。年代・知名度でいうと、2020年の日本の女子大生が「安全地帯知らない」くらいの感覚でしょうか。
エミネムのサプライズライブでつまらなそうな顔をしていたので炎上
ビリー・アイリッシュは2020年のオスカーでもちょっとした災難に見舞われています。
Eminemが名曲「Lose Yourself」のサプライズパフォーマンスを行うも、ビリー・アイリッシュは明らかに「ノッてない」表情をしており、不幸なことにそれをカメラに抜かれてしまいました。その結果、エミネムのファン層を的に回すことになり、プチ炎上したようです。アメリカの芸能系ニュースでも取り上げられるほど。
What a reaction to Eminem from Billie Eilish. #Oscars pic.twitter.com/h0eS0ZgflR
— Lights, Camera, Pod (@LightsCameraPod) February 10, 2020
そもそも「Lose Yourself」が出たのが2003年で、ビリー・アイリッシュの生まれ年です。まあ彼女からしたらなんとも思わないでしょうね。
ちなみに、事件当時はCreepy Nutsがこの件をラジオで弄り倒してました。彼らによれば、「ビリー・アイリッシュがエミネムの「Lose Yourself」で盛り上がれるかどうか」は、日本で置き換えると「2020年の女子高生がORANGE RANGEの「上海ハニー」で盛り上がれるかどうか」という話として理解できるそうです。
そもそもビリー・アイリッシュはエミネムを全く知らないのかな、と思ってもう少し調べたところ、彼女いわく「興味ない」というよりもむしろ、エミネムに「恐怖を感じる」だそうです。数年前のインタビューでそう答えてます。へー、なんでだろ。あんまり理由は説明されてません。
まあエミネムはいつも目がガンギマリなので、「怖い」という完走もわからんでもない。
ビリー・アイリッシュに嫌われて悲しそうなエミネムおじさん
またこの発言をエミネムは知ってるらしく、2020年12月に出たアルバム『Music To Be Murdered By - Side B』の三曲目、「Alfred's Theme」の歌詞に言及があります。
I'm giving nightmares to Billie Eilish(俺はビリー・アイリッシュに悪夢を見せてる)。
まあ自分の娘と同世代のビリー・アイリッシュに「怖い」とか言われたらおじさんのエミネム的にはさぞ悲しいでしょうね。
ともあれ、「Alfred's Theme」の収録されたエミネムの新アルバムは相変わらず高クオリティなので、聴きましょう。下掲は歌詞付きのMV。
2021年4月10日追記:有吉さんのラジオに登場していたもう中学生(通称「もうTHE中学生」)が面白いという記事を書きました。