真夜中まであと2分

アラサーが良いと思った音楽やお笑いについてメモ代わりに書いています。

マハラージャン「セーラ☆ムン太郎」とクラプトンの「レイラ」

一定以上の年齢の人は皆さん気づくのかもしれませんが、最近メジャーデビューしたマハラージャンの「セーラ☆ムン太郎」の間奏、クラプトンの「レイラ」ですよね。ダジャレ(オマージュ)なのでしょうか。

 

すこし調べてみたら、「レイラ風なフレーズ」が使われている昔の曲もいくつか見つけたので、合わせて自分用にまとめました。

 

 

マハラージャン「セーラ☆ムン太郎」(1:10辺りから「レイラ」)


www.youtube.com

 

1:10辺りから入るギターソロが明らかにレイラ。

ただこの曲、ハマ・オカモトのベースがキレッキレなので、そればかり聴いてしまう。

MVに出てくる筋肉隆々の女性は割と業界では有名なフィジーク選手らしいです。

 

元ネタ「いとしのレイラ」


www.youtube.com

 

久々に聴いたのですが、やっぱりいい曲。でも最後まで聴いたことが無い。自分的には、「出オチ」的な曲。

 

「セーラ☆ムン太郎」ライブバージョンで意図を確認

最近ライブバージョンも公開されています。

当該箇所のギター演奏にカメラが露骨に寄るなどしているので、「パクリではなく、敢えてやってるんです、オマージュです」というメッセージを感じる。(ソロ初っ端でちょっとだけミスタッチがあるのが惜しい。)

 


www.youtube.com

 

どうでも良いのだが、マハラージャン氏、ハナコの菊田に似てない?

 

マハラージャン氏の「レイラ」は意図的なオマージュなのでしょうが、70年代にはもうちょっとグレーな曲も出ていたようです。割と有名っぽいのを以下にメモ。

 

南沙織「傷つく世代」(1973)


www.youtube.com

 

当時ちょっとだけ問題にもなったらしい(?)です。以下の記事によると、作曲者の筒美京平はクラプトンというよりもむしろエルトン・ジョンの「Have Mercy on the Criminal」にインスパイアされたとのこと。

 

news.1242.com

Elton John, Have Mercy on the Criminal (1972)


www.youtube.com

 

なるほど、似ている。「例のフレーズ」をこれでもかと繰り返すイントロ。

 

80年前後のアートネイチャーのCM

こんなのもありました。40年前のアートネイチャーのCM。

アラサーの私はリアルタイムでは見てないです。子供の頃、おばあちゃんちにあった昔の番組を録画したビデオテープとかで耳にしたような記憶がおぼろげにある。

 


www.youtube.com

 

このフレーズは「著作権フリーのヤツ」だろう、という結論

ただ、きっと昔のブルースとかを掘っていけば、レイラ以前にこのフレーズを使っている曲なんていくらでもありそう。クラプトンが人口に膾炙させたというだけで、発明者ではないというか。なのでこのフレーズ、基本的には「著作権フリーのヤツ」という認識でいいのでしょう。

 

「レイラ以前にもあっただろうこのフレーズ」については、昔なにかの番組で野村義男が、「クラプトンの『レイラ』のアレは誰々のパクリだ!」と熱弁していて、「へー」と思った記憶があるのだけど。誰だったっけな。

 

しかしそれでもなお、このフレーズを耳にすると「クラプトンだ!」と反射的に思ってしまうのは、一生続きそう。偉大なり、クラプトン。